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「嫌いなインターネット用語」にブログ、クッキー、ウィキがランクイン

フォークソノミ―とは



フォークソノミ―って何じゃいな??

と思い、ちょちょいと、ウィキ(って「嫌いなインターネット用語」の堂々10位じゃんか!!)
何かで、調べたら・・・


ふうううん・・・

何だか、色々書いてあるけど、ようは「タグ」付けて、みんなでオープンに、情報検索しやすくするシステムのこと??
らしいよ。。。

何だかよう分からん!!

詳しい人、ITサル音痴に分かりやすく教えて頂戴!!

▽引用文▽

フォークソノミー(folksonomy)は、インターネットのウェブサイト上で、写真や映像や文書などのコンテンツの投稿者や閲覧者が、投稿されているコンテンツなどに「タグ(tag、「猫の写真」「漁業」「人工知能」など、そのコンテンツの内容・属性を一言で記述する索引語やキーワードやラベルの様なもの、タグをつけることをタグ付けという)」を自由に追加し分類し、検索などに役立てるシステムのこと。

サイトの作者や管理者自身がコンテンツの分類作業を行い閲覧者が関わることのできない従来の分類・検索手法とは異なり、分類作業が万人に開かれ終わりのないオープンなものであること、共同作業によるものであることが特徴。folks(人々)とtaxonomy(分類法)を合わせた造語。

フォークソノミーによるタグ付け は、インターネット上の情報の集合体の中から目指す情報や隣接した情報を、より探しやすく、見つけやすく、たどり着きやすくするために考え出された検索手法である。フォークソノミーがよく発達したサイトでは、ユーザーにわかりやすいようユーザー自身が考えた言葉による分類がなされ、情報へのアクセスがしやすいものとなっている。

フォークソノミーの代表例として広く指摘されるウェブサイトは、多くの人々が写真を共有するサイト、Flickrと、多くの人々が興味あるブログ記事やニュースへのリンクを共有するソーシャルブックマークサイト、Del.icio.usである。

フォークソノミーはインターネットが媒介となる社会環境下で発達したものであるため、ユーザーは普通、リンクをたどってタグをつけた人物を確認することやその人物がつけた他のタグを確認することが可能である。こうしてユーザーは自分の考えや感覚に合うような投稿物(コンテンツ)の読み方、分類、タグ付けをする人物を気にするようになり、その結果あるコンテンツに関係する別のコンテンツを見つける能力は急速に向上する。

フォークソノミーの魅力のひとつはその固有の「破壊力」である。フォークソノミーはウェブサイトがトップダウン式に提供する検索ツール(検索エンジンなど)の巨大な能力に抗して、検索エンジンが一方的に重要とみなした検索結果を表示するような現状を拒否する動きである。また、ユーザーたちによる自発的なコミュニティに利益をもたらすよう、コミュニティ内で開発されたボトムアップ的な分類・検索ツールを支持する動きといえる。

フォークソノミーの創造物や検索ツールは、ワールド・ワイド・ウェブの基礎部分にあるプロトコルの一部ではない。フォークソノミーはウェブ・コミュニティの中で、タグの創造や使用のための技術が提供されることによって勃興した。こうしたコミュニティは、ユーザーたちに対して、写真、映像などユーザー自身の作り出したコンテンツを共有し分類(タグ付け)することを可能にするため創られたものである。また、ウェブサイト、ニュース、本、ブログ記事、論文などすでに存在するコンテンツを共同で分類するために創られたものである。

目 次

1 言葉のおこり

2 フォークソノミーの便益

3 フォークソノミーに対する批判

4 フォークソノミーとセマンティック・ウェブ

5 事業の中のフォークソノミー

6 外部リンク

7 関連項目



[1] 言葉のおこり

フォークソノミーという用語は、情報アーキテクトのトーマス・ヴァンダーワル(Thomas Vander Wal) が、すでに形を成しつつあったユーザーによる分類システムを表現するため造語したものである。[1] たとえば、WWWコンソーシアム(W3C)が2002年にユーザー作成式分類タグを用いて実験していた「Annotea project」(ユーザーが掲示板のないウェブ記事に自由に注釈をつけられるようにすることを目的としていた。PDF記事)などを指している。ヴァンダーワルによれば、フォークソノミーとは「役立つタグ付け(tagging that works)」である。

フォークソノミーという用語は、インターネット・コミュニティーの中で創造されたタグ付けシステムを特に指して使われている。これはフォーク(大衆)とタクソノミー(分類学、分類法)を混成させたかばん語である。タクソノミーはギリシア語の「 taxis (分類)」と「 nomos (管理、取り扱い)」から成る言葉のため、文字通りには、「人々による分類方法の管理」となる。

フォークソノミーという用語は、フォークタクソノミー(民俗分類学、 folk taxonomy )とは別種のものである。民俗分類学とは、人々が古来から植物や動物など周囲の万物を分類し意味付けようとして、各民族・地方の文化から生み出し、世代にわたって引き継いできた、比較的固定された分類体系(民俗分類)を研究する学問のことである。


[2] フォークソノミーの便益

情報検索や図書館情報学のプロが意味を明確にしながら構築した統制語彙(統制語、 controlled vocabularies )による分類法と違い、フォークソノミーはシステマチックではなく、情報科学者の目から見れば洗練されていない分類法である。しかし、インターネットのユーザーにとっては、複雑な、階層的に組織された命名法を習わずにすむため、コンテンツの分類のコストがきわめて低くなる。ユーザーはその場でタグを作りコンテンツにつければいいだけである。

さらに、フォークソノミーは生来的に、際限がなく終わりのないオープン・エンドな過程であり、ユーザーのコンテンツの分類方法が変わったり進化したりするたびに即座に反応できる。オープンソースによるソフトウェア開発や、ウィキペディアのようなウィキシステムなど、共有財に基づく共同制作(ピアプロダクション、commons-based peer production )システム同様、タグ作りやタグ付けに貢献する個々人の能力に差があるとしても、こうした制作過程は結果として専門家によりデザインされた最高のシステムにも匹敵する成果を生むことができる。

フォークソノミーのもっとも偉大な便益は、情報検索の際のセンスなど、その検索能力にあるだろう。これは、タグがインターネット上の資料の「だいたいの内容」を記述する能力による。つまるところ、フォークソノミーは、タグ付けの対象となるコンテンツ(写真やブログやニュースなど)を見たり反応したりするのに長い長い時間を費やして知り尽くしているような人たちが作っているから分類能力も洗練されたものとなるのである。

フォークソノミーでできるカテゴリーは、常識的な人たちから見れば、救いがたいほど特異で変わっているとびっくりされるかもしれない(例:「これはひどい」「後で読む」「萌え」「非モテ」など)が、そこにフォークソノミーの価値もある。フォークソノミーの分類用語やカテゴリーは、コンテンツと、それにタグをつけた人との個人的な繋がり(雑感、思い入れ、価値判断)から生まれたもので、タグ付け作業も不完全で仮につけただけという性格を持つこともあるが、結果としてできるカテゴリーは個人的なもので、かつコミュニティが判断しておかしくないかという社会性も持ち、ある種システマチックなものになる。それゆえ、フォークソノミーはそれを分類した人の考えなどさまざまなレベルの情報を含み、タグ付けした人とそれを読んだ人々との人同士の繋がりが発生する。もしある人が誰かの分類手法に共感すれば、それが他人から見てどのように奇妙なものであれ、その人がタグ付けした他のコンテンツも見ようという気持ちにだんだんとなるだろう。


[3] フォークソノミーに対する批判

批評家の中には、専門的な情報分類システムなら検索される言葉に含まれる多義性(ひとつの単語に複数の意味が含まれる)、同義語(「テレビ」と「テレビジョン」など)、言語によっては単数形と複数形の違いなどは排除されるようになっているが、フォークソノミーはこの点に関して欠点があるという指摘がある。Scott A. Huberman, Bernardo A. (2005). 『協働的タグ付けシステムの構造』、Information Dynamics Lab, HP Labs. Visited November 24, 2005 少なくとも、もしタグの入力フォームの背後に分類や整理のためのエンジンがあれば、単数複数や同義語など単語の語形変化やばらつきが避けられるはずである。

加えてフォークソノミーには、思い違いや故意から、無意味でおかしなタグ付けが行われることがあり(メタ・ノイズと呼ばれる)、ユーザーの厄介となりシステムの情報検索能力や使いやすさの低下につながることがある。トップダウン式の分類方式を支持する人々には、合意済みのタグのみを使用することによってコンテンツの分類や検索がより効率的になると主張する者もいる。


[4] フォークソノミーとセマンティック・ウェブ

フォークソノミーは、すべてのウェブページにその内容や意味を記述するメタデータ(索引語)を付与させ、コンピュータによる情報収集・分析に役立てようという「セマンティック・ウェブ」の構築のための鍵となりうる。こうしたメタデータはサーチエンジンの検索結果の精度(本当に関係あるコンテンツの割合)を高めるはずである。しかし、多数かつ多様な人々からなるウェブページ作者たちが、自分たちのページに、首尾一貫した信頼できる方法でメタデータを埋め込んでほしいという訴えにどれだけ耳を貸すか、極めて疑わしい。メタデータ埋め込みに賛同するウェブページ作者たちも、メタデータは習得と埋め込む手間に長い時間がかかるため、その時間コストや入力コストの大きさに音を上げる可能性がある。このため、ダブリン・コアメタデータ標準を使えば、扱いが簡易な上にサーチエンジンの検索結果でも自分たちのページが上位に来るというすばらしい成果が上がるにもかかわらず、これを使っているウェブページ管理者はごくわずかである。

しかし、NetInsert (ネットインサート、[2])などといったディレクトリで使われている、別の種類のメタデータ埋め込み式ウェブページ分類システムもある。ネットインサートのメタ・タグ分類法は、集合知を使ったより動的な分類システムで、ウェブ上のコンテンツを分類するためにウェブサイト作者たちに利用されている分類システムの生きた例である。

より公式的で統制語彙を使用したトップダウン式分類に比べ、フォークソノミーは作業が分散された、入力コストが低い分類方法である。もしフォークソノミーがウェブプロトコルに埋め込まれれば、セマンティック・ウェブはより早く構築されるだろうという声も多い。


[5] 事業の中のフォークソノミー
フォークソノミーはユーザー自身による分類システムで、それゆえ実装にかかるコストは高くないため、フォークソノミー支持者はこれが伝統的で制度化された分類法や統制語彙に代わる、便利でローコストのコンテンツ分類法になると信じている。彼らは、従業員による社内文書や事業などに対するフォークソノミーを「新興の事業用分類法」と見ている。中には、職場の民主主義的運営を実現でき、業務管理を実務にかかわる社員の間に分散させる有用な手法であると信じている者もいる。


[6] 外部リンク
ネット世界をタグで分類する「フォークソノミー」(HOTWIRED NEWS) (日本語)
IT用語辞典バイナリ > 用語辞典 > フォークソノミーとは(日本語)
フォークソノミーは世界を変える? (japan.internet.com)(日本語)
Gene Smith 、フォークソノミーを語る
Clay Shirky 、フォークソノミーを語る
Vanderwal 、Wikipedia のフォークソノミーの定義について語る
Alex Wright 、フォークソノミーを語る
群集による分類?人々によるカテゴリ化?ソーシャル・タギング?
フォークソノミー - 協働による分類と、共有メタデータによるコミュニケーション (高い評価を受けている、Adam Mathesによるフォークソノミーに関する論文)
Peter Van Dijck 、フォークソノミーの目覚しい効果について
タグ付けはフォークソノミーだが、フォークソノミーはタグ付けではない!
Salon.com によるフォークソノミーについての解説
Bruce Sterling による、Wired でのフォークソノミーの記事
フォークソノミー:「人民に力を」ISKO、世界でのフォークソノミーに関する議論の概要
Tony Hammond, Timo Hannay, Ben Lund, and Joanna Scott, 『ソーシャル・ブックマーキング・ツール、ジェネラルレヴュー』, D-Lib Magazine, 11(4), 2005.
Flickr と「フォークソノミー」
Folksonomizer: 汎用フォークソノミーサービス
「人類学ニュース」(Anthropology News)内のフォークソノミーの記事
ETech 2005 でのパネル討論 - Joshua Schachter (del.icio.us), Stewart Butterfield (Flickr), Jimmy Wales (Wikipedia) and Clay Shirky.
ミツバチのこころ:フォークソノミーとユーザーによるタグ付け Ellyssa Kroski、『InfoTangle』より
NetInsert web directory フォークソノミーをウェブ・オーガナイズの手段として使うサービス。ウェブ作者はここにあるメタ・タグを自分のページにタグ付けすることが可能である。HTMLのソースコードで蓄えられてあるメタ・タグは NetInsert のディレクトリ・エンジンが認識し、人が読めるフォーマットに変えて公開される。メタ・タグの作成、投票、立候補はボトムアップ式のフォークソノミーの形式を用いている。

[7] 関連項目
タグ
タグ付け
タグクラウド
Web 2.0
"http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%83%8E%E3%83%9F%E3%83%BC" より作成
カテゴリ: 検索 | 分類 | メタデータ | World Wide Web | Web 2.0
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


フォークソノミーは世界を変える?




■ソーシャルブックマークサービスの流行

ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のブームに続き、ソーシャルブックマークサービス(SBS)が米国で流行の兆しを見せている。

ソーシャルブックマークとは、オンラインでのブックマーク共有サービスに利用者間のつながりの要素を加えたものだ。自分のブックマークを他人にも公開できるブックマーク共有サービスは以前から存在したが、それとソーシャルブックマークとの大きな違いは、ブックマークに分類用のタグを自由に付けられるということである。

タグとは、サービスによって名称が異なるが、要はブックマークに対し、「ラベル」や「インデックス」を追加するような機能である。書類のひとかたまりに対して付箋をつけ、後から取り出しやすくするのと似ている。

タグを使うことによって、ソーシャルブックマークサービスでは、登録されているブックマークを、以下の3つの切り口から見ることができる。

・ブックマーク→ある URL を誰がどういうタグをつけてブックマークしているか
・タグ    →あるタグの中にどれだけのブックマークが誰によって分類されているか
・人     →参加者がどういうタグを用いてどういうURLをブックマークしているか

これにより、同じ Web サイトをブックマークしている別の人間を見つけることができるだけではなく(従来のブックマーク共有サービスでもここまでは可能であった)、自分が想像もしていなかったブックマークを同じタグつながりで新しく発見できたり、目利きのあの人がどういうタグを作っているか(=どういうテーマに注目しているか)について知ることができたりするのだ。

米国だけではなく、日本でもクリエイター向けのソーシャルブックマークサービス Snippy がまず2005年1月28日にスタート、続いてはてなが2月10日にはてなブックマークをスタートするなど、流行の兆しを見せはじめている。

■タグをつけるのは分類をすること

このソーシャルブックマークサービスでは、利用者はタグをつけるという作業を日常的に行っている。そこではシステムであらかじめ用意されている分類項目を選んで使うのではなく、自分で適切だと考える分類項目を自ら作成・編集し、その中にブックマークを分類していくのである。統一されたタグの作成基準などはなく、基本的に、自由な作成・変更・削除が可能だ(サービスによってタグの扱いは異なるが)。

ここから、サービス運営側からではなく、利用者側から自発的に分類を行う方法ということで、「民族・人々(folk)」と「分類(taxonomy)」とを組み合わせた「フォークソノミー(folksonomy)」という新語が生まれている。

■フォークソノミーの利点

フォークソノミーが脚光を浴びているのは、民主的に作られている、という点からだけではない。今後のオンラインでの情報収集行動において、従来から存在するカテゴリ/ロボット検索に代わり、有効な役割を果たすことになるのではないかという期待があるからだ。

フォークソノミーの利点としては、以下の3点が考えられる。

1.カテゴリ作成・メンテナンスの負荷が分散される

カテゴリ検索サービスを提供している企業では、現状、図書館情報学などの知識をベースにカテゴリの作成・メンテナンスを行う人員を擁することが多い。この作業を分散することで、サービス運営側の負荷を削減できる。

また、フォークソノミー作成の過程が、利用者からは負担として受け止められていないということにも要注目である。タグをつける人間は決して「いやいや」「無理に」行っているわけではなく、「楽しみながら」「自発的に」行っているのだ。

2.分類体系の作成視点と利用視点との間に「ずれ」ができない

フォークソノミーでは作成者=利用者となるため、作成側と利用側の間の視点のずれ・食い違いを防ぐことができる。

【ずれの例】
「オンラインショップで買い物をしようとしたのに、自分が欲しい商品がそのショップのカテゴリではどこに分類されているか見つからなかった」

「カテゴリ分類があまりにざっくりしていて、その分野にこだわりを持っている人間には、必要な情報がどこに含まれているのか、却って探しにくかった」

いい分類体系をつくるためには、作成過程において、分類体系を実際に利用するユーザーからの視点を導入することが不可欠である。実際、ユーザビリティの分野でも、このずれを防ぐため、ユーザーテストにおいてカードを使って分類を行ってもらう手法(カードソート)を採用することがある。

また、あらゆる利用者にとって過不足のない大きなひとつの階層構造を作ろう、と考えるのは負荷が大きく、同時に、誰にとっても今ひとつ使いにくいものになってしまいがちだ。

例えば、クラシック音楽が好きな人間にとっては、クラシック音楽の中の楽曲ジャンルはある程度細かく分類してあるほうが使い勝手が良いが、クラシック音楽が嫌いだったり、関心がない人間にとっては、それほど細かい分類は必要でなかったりする。

他のジャンルもしかり。人によって必要性の濃淡が異なるあらゆるジャンルすべてに対応しようと、前もって細かい分類を用意しておくには大変な負担が必要である。逆に、すべての分類のきめを粗くした場合には、分類は気休め程度の存在になってしまい、実用には適さなくなる。

それよりも、そのジャンルについて詳しい人間が、必要と感じた際に自分のニーズに忠実に分類を行っていく、というほうが負担が少なく、無駄も少ない。

3.オンラインでの動向と分類項目作成との間に時間差が生じない

2と似ているが、作成者=利用者ということで、自分が今まさしく関心のあるホットな話題について、すでに一般に広まってしまった後からおっとりと追加されるのではなく、リアルタイムに分類項目として作成できる。流れの早いオンラインでの情報をキャッチアップすることが可能だ。

こう考えていくと、フォークソノミーにはいいことづくめのようにだが、懸念事項もある。次回は、フォークソノミーの問題点について解説していこう。


▼2005年2月22日 00:00 付の記事
□国内internet.com発の記事
記事提供:ファンサイド


ネット世界をタグで分類する「フォークソノミー」


Daniel Terdiman



 写真共有サイト『Flickr』(フリッカー)がなんらかの目安になるとすると、デジタル写真愛好家の世界では猫好きが支配的だということになる犬の飼い主はおそらく納得しないだろうが。

 Flickrには、サイト上の写真にタグ[写真の分類を示すキーワードやラベルのようなもの]をつけるシステムがあり、写真の投稿者や閲覧者がこのタグを自由に追加し、検索などに役立てている。このタグを検索することで、「cat」または「cats」(猫)のタグがついた画像が2万3081枚あり、「dog」または「dogs」(犬)とつけられた1万7463枚を大きく上回っていることがわかるのだ。

 もちろん、Flickrのシステムは猫派と犬派の争いを助長するために作られたものではない。しかしこの例は、大勢の利用者がどんなふうにタグを使い、350万枚以上の写真に説明を加えているかをよく示している。もしこのタグがなかったら、写真は膨大な量の中に埋もれてしまうかもしれない。当然ながら、タグは猫や犬だけではない。「wedding」(結婚式)のタグがついた写真も2万1660枚あるし、「sanfrancisco」(サンフランシスコ)は1万2681枚、「halloween」(ハロウィーン)は1万2409枚ある。

 Flickrの設立者の1人、スチュワート・バターフィールド氏は、「タグの役目は世界の全情報を整然としたカテゴリーに分類することではない。すでにサイト上にある大量のデータに価値を付加することだ」と語る。

 このところ、ユーザーがコンテンツを作っていくタイプのサイトでは、バターフィールド氏が言及するような付加価値のために、タグ・システム「フォークソノミー」(folksonomy)[folks(人々)とtaxonomy(分類法)を合わせた造語]とも言われるを柱にするところが増えている。Flickrや、ソーシャル・ブックマーク・サイトの『del.icio.us』(デリシャス)やウェブページ・アーカイブ・サービスの『ファール』(Furl)は、一般にフォークソノミーの先駆者的存在と考えられているが、今ではコミュニティー・ウェブログの『メタフィルター』やブログ・インデックスの『テクノラティ』なども導入しており、これに追随するサイトは今後さらに増えると見込まれている。

 情報アーキテクトのトーマス・バンダー・ウォル氏は、「改めて訪れたときに自分で探せるように、あるいは言葉のセンスが同じ他人が見つけられるようにと、情報のタグ付けをする人が非常に多い」と語る。同氏は造語「フォークソノミー」の産みの親とされている人物だ。

 メタフィルターを立ち上げたマット・ホーヒー氏は語る。「私にとってタグとは、各種アプリケーションや大量のコンテンツを持つサイトでの整理に最適な新しいツールだ。タグが素晴らしいのは、慎重さを捨て、あらゆるものを細かく別々のカテゴリーに分類することなど忘れ、自分たちのものを各自の言葉でゆるやかに分類できるからだ」

 これまでは、ユーザーにそうした負担を求めるのは、必ずしも容易ではなかった。しかし、タグとは何か、どういう仕組みなのか、なぜ重要なのかといったことが人々に理解されていくにつれ、フォークソノミーに参加する人も増えてきた。

 Flickrを夫のバターフィールド氏とともに立ち上げたキャテリーナ・フェイク氏は、「タグは素晴らしいが、難しいのは人々に使ってもらうようにすることだ。しかし、最近の動向からわかるのは、タグが個人だけでなくグループにも役立つ社会的領域の一部になりつつあるということだ」と語る。

 当然のことながら、フォークソノミーは決まった形式があるシステムではないため、まったく同じ働きをするものが2つ存在することはない。バンダー・ウォル氏によると、実際のところフォークソノミーには、広いフォークソノミーと狭いフォークソノミーがあり、それらはまったく質の異なるものだという。

 「del.icio.usは広いフォークソノミーで、大勢の人が1つの対象を記述している」とバンダー・ウォル氏は説明する。「200人が1つの対象に複数のタグをつけると、実に奥行きが深くなる……。人によって呼び方がまちまちでも、たぶん目的の対象にたどり着けるだろう」

 さらにバンダー・ウォル氏は、広いフォークソノミーには非常に多くの人が関わっているため、ネットワーク効果と流行の勢いという恩恵が得られると説明する。一例は、現代デザインに関する話題を扱うウェブマガジン『モコ・ロコ』で、166人のdel.icio.usユーザーが「design」(デザイン)のタグをこのサイトにつけている。

 しかし、モコ・ロコのURLにはまた、44人が「architecture」(建築)、28人が「art」(芸術)、15人が「furniture」(家具)のタグをつけている。つまり、大勢のユーザーが多種多様なタグをつけているため、このロコ・モコのサイトはさまざまな経緯で見つかる可能性がある。

 逆にFlickrのシステムは、del.icio.usのように大勢が同一の共有項目にタグをつけるのでなく、少人数のユーザーが個々の項目にタグをつけているため、狭いフォークソノミーになると、バンダー・ウォル氏は説明する。つまり、項目にタグをつけるユーザーは大勢いるが、特定の項目にタグをつける人数はごく少ないのだ。

 「流行の勢いはそれほどないが、対象にメタデータを付加することはできる」と、バンダー・ウォル氏は指摘する。

 ホーヒー氏によると、メタフィルターのタグ・システムが有用なのは、1999年のサイト誕生以来蓄積されてきた膨大な量の記事も含め、書き込みにタグがつけられることで、サイトがいくらか秩序立てられるからだという。

 「書き手に投稿の整理を手伝ってもらおうと思った。そうすれば、アーカイブの使い勝手が向上するだろうから」と、ホーヒー氏は話す。

 テクノラティのフォークソノミーは、ブロガーの定義によるカテゴリーでまとめられている。ブロガーが自分のブログ記事にタグをつけるのだ。その結果、たとえば「Current Affairs」(時事)など、あるタグをクリックすると、テクノラティがそのタグでまとめた最新のブログ記事に飛ぶようになっている。

 テクノラティのタグ検索は、del.icio.usやFlickrについた同じタグも結果として表示する。

 テクノラティのシステムでは、テクノラティを指すタグをブログ記事に埋め込み、またテクノラティもその記事を指し返すような仕組みになっているため、「[コメント]スパムを引きつける巨大な磁石と化している」と、バンダー・ウォル氏は指摘する。

 しかし、人気ブログ『ボインボイン』の編集者、コリー・ドクトロー氏はこの見解には反対だ。

 「テクノラティのタグは、[Flickr、del.icio.us、テクノラティという]3種類のインターネットサービスと、これらのサービスの持つタグを混ぜ合わせて、混沌としたネットから意味を引き出せるようになっている。見事だ」とドクトロー氏は書いている。

 『マイクロ・パスウェイジョン』というブログを運営するスティーブ・ルーベル氏は、フォークソノミーはマーケティング担当者にとって大きな恵みだと考えている。Flickrやdel.icio.usといったユーザー主導サイトで、何に関心が集まっているのかがリアルタイムでわかるからだという。

 「人の目が向くところには、マーケティングの実験ができるチャンスがある」とルーベル氏。

 ルーベル氏はまた、今後は『Google』(グーグル)のようなサービスが、もっと個々のユーザーに合った検索結果を出す手段としてタグを追加するのではないかと期待している。ただ実際には、検索エンジンはユーザーが作成したコンテンツをもとに検索結果を出すわけではないので、タグ検索とはまた違う結果になると、ルーベル氏は説明する。

 「素晴らしいと思うことの1つは、人々が現にタグ付けに時間を費やし、社会的環境の中でそれを行なっていて、その結果、流行の勢いとネットワーク効果が現れてくることだ。関わる人が増えれば増えるほど、価値も高まる」と、バンダー・ウォル氏は語った。


[日本語版:近藤尚子/高森郁哉]

(出典 : HOT WIRED JAPAN)


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